202210081 外国出身者に日本 語を教える講座が開講しました。隔年毎に開催している「日本語の教え方講座」の授業は、新型コロナウイルス感染症の為、2020年度に引き続きオンライン(Zoom)で行います。(NO.22-19)

開講日:2022年10月8日(土) 14:00~16:00
開講会場:あびこ市民プラザ 会議室1
講 師:西川寛之氏(明海大学准教授 外国語学部日本語学科) 専門:日本語学、日本語教育
出席者:受講生7名(当日欠席2名)、AIRAスタッフ2名

 授業は、2022年10月8日(土)から2023年3月25日まで、毎週土曜日に18回行われます。初回のこの日はコロナ感染対策を取り、対面での開催となりました。
 AIRA北嶋会長の開講の挨拶と講師紹介に続き、授業は始まりました。
 授業は講師の体験を踏まえた内容で、「日本語を教えること、日本語学級でのボランティア活動」について話されました。
 日本語を教えることで大切な点は、学習者に寄り添いお手伝いをすること。「語学」での教えるとは学習者が出来ることを増やすことで、知識を伝達する講義をすることではない。講師がモデルとなって「見せて、伝えて、解説する」という実技を通して伝えること。“わかりますか?”と聞くことはご法度です。
 日本語学級でのボランティア活動の点では、日本語について質問したり、確認したり出来る相手になる、話したい相手になることです。学習者が日本語学級というコミュニティに参加していると思える様になり、自分の居場所になることで長く学習を続けることが出来る。日本語を学ぶという共通の“趣味”が有り集まることは国際交流の場になる。
 この講座の目的は、暖かく外国人を迎えること、出来ることを増やすこと、出来るという実感を与え自信を持ってもらうこと等と、日本語を教える心構えを話されました。
 今後はZoomを用いたオンライン授業で行うため、Zoomの使い方についても説明しました。
 受講生は、我孫子市内3名で他市(柏市・流山市・竜ヶ崎市)から6名参加しています。遠隔地からの参加者が多いのもオンライン授業の利点と言えます。

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