20220225東葛地区の5国際交流団体による連絡協議会が開催されました。(N0.21-20)

日 時:2022年2月25日(金)15:00~16:40
参加者:13名(<AIRA>北嶋・へさき・中村、<KIRA>小菅・嘉藤・荒井・佐藤・大野、<NIFA>小宮・中橋、<NIA>出井・布川、<MIEA>渡邊)

 今年度の幹事協会は柏市国際交流協会です。第一回協議会は2021年9月10日に開催され、また11月26日には第一回で意見交換ができなかったコロナ禍における会議開催やスタッフのモチベーションなどについて、オンラインにより意見交換を行いました。今回は3回目の会議になります。
 会議は、千葉県等にまん延防止等重点措置が適用になっていることからオンラインで開催されました。議題は各団体が外部で開催されたセミナーや講習会に参加した次の内容について報告と意見交換を行い、情報の共有を図りました。
1 SDGsと国際交流・多文化共生についてSDGs
 このテーマは、千葉県国際交流協力等ネットワーク会議(主催千葉県)で取り上げられたもので、野田市NIAと柏市KIRAが参加しました。
 SDG’s(持続可能な開発目標)Sustainable Development Goalsとは、「より良い世界を実現するために2030年までに達成を目指す国際目標」のことで、17の目標と169のターゲットがあります。
 各協会で行っている活動とSDGsとの係わりについて意見交換を行いました。やさしい日本語を教える、フードバンク運営、夜間中学運営など、国際交流活動は全てSDGsに関わっているのではないか? と言う意見があり、SDGsとの関連を意識した国際交流活動を行う必要性を話し合いました。
2 「外国人が地域で安心して暮らせるために、多様に活躍していくために」
 柏市KIRAが参加しました。多文化共生社会を目指した「コンビニを多文化共生の拠点に」等の外国人集住都市での例が紹介されました。増えている外国人への対応すべき課題は多い。外国人に対する日本語教育は国の責務となっているが、行政の支援体制は出来ていない。流山市NIFAから、小中学生への支援はあるが高校生にはどうか?等各団体から多文化共生に向けた課題が報告されました。
3 「Beyondコロナの地域づくり~若年層・働き世代が地域活動をしたくなるしかけづくりを学ぶ~」
 柏市KIRAが参加し、次の内容の紹介が有りました。
 若い人を増やすには、若者の特性を理解すること、として次の3点を挙げた。
①若者の実情を理解する・・・若者は忙しいので長期間にわたることは無理。期間限定・やってもらう事を明確化するとともに幅を持たせることが重要
②世間という縛りを緩める・・・「世間」という枠に若者は入りにくい。枠を外す必要がある。
③コーディネーションの意識を持つ・・・相互に連絡調整する人が必要。やってもらう課題をコーディネートする人が必要だ。

 その後、来年度の幹事協会「流山市国際交流協会」の紹介が有り、会議は閉会しました。

 今回の会議で意見交換が有りましたSDGsへの取り組みは、現在行政の他、小学校から大学までの教育現場や企業など幅広く進められています。AIRAでもしっかりと意識して取り組む必要性を感じました。また、若者の活動への参加を促す方法も組織として取り組む必要が有りそうです。